大魔王ゾーマさんのFX考察・テクニカルポイント

専業7年目・ポイント解説・テクニカル重視・FXトレードブログ

海外証券と国内証券の違い

フォロワーさんから聞きたい事の題材を頂きましたので

スライムが思う国内証券と海外証券のメリット・デメリットについて触れてみようと思います

おそらく、これからFXを始める方や 国内証券しか使った事がない方には疑問に思う事が沢山あったかもしれませんね。

レバレッジの違いの解説などは細かく説明しているサイトが沢山ありますので

仕組みの解説というよりも、トレーダー目線での一長一短を書いていきますね。

ロット数も海外と国内で表記が違います

国内の1LOTは海外での0.1LOTにあたる事がほとんどです

また国内会社によってもロット表記に違いがある事は事前に理解しておいてください。


●例としてこのブログでは証拠金100万円あると仮定していきます。

 

まず大きな違いは、そのレバレッジでしょう

国内証券であれば規制がありますので最大25倍までしか掛けれません

海外証券では青天井で500倍~1000倍を超える所は沢山あります。

 

ではレバレッジが大きいとどんなメリットがあるのかと言いますと、

簡単に言うと少ない証拠金で大きな金額を賭ける事が可能です。

 

計算の仕方等の細かい説明は省きますが 国内レバ25倍では最大で2LOTほどまでしか掛けれません。

 

上記に対して例えば

スライムが使ってる海外証券XM Tradingではレバレッジ最大888倍なので88LOTまで建てれます

 

レバレッジによって建玉の大きさにかかる制限が違うんです。


これはなぜかと言いますと、レバレッジが低いほど必要証拠金が沢山必要になるからです。

 

また会社ごとに違いはありますが 証拠金維持率も関係してきます

有効証拠金と証拠金維持率、ロスカットの関係性からそのメリットデメリットが伺えます。

 

■計算式⇒現在の為替レート×取引単位÷レバレッジ=1ロットあたりの必要証拠金


●例.1・・・国内証券の場合

〈前提:1ドル=100円、10万通貨=1LOT 、レバレッジ25倍、口座資金100万円〉

■1000円×10,000ドル÷25倍=4,00000円(必要証拠金)

■100万円÷40,0000円=2.5ロット(取引可能ロット数)

 

●例.2…海外証券の場合

〈前提:1ドル=100円、10万通貨=1LOT 、レバレッジ888倍、口座資金100万円〉

■1000円×10,000ドル÷888倍=11261円(必要証拠金)

■100万円÷11261円=88.8ロット(取引可能ロット数)


上記の様な計算になる訳です。

当然上記が最大ロット数になるので、これ以上のナンピンや救い玉を建てる事は出来ません。

 

海外・国内の両方で同数の2.5ロットを建てるのであれば、海外レバならナンピン出来るけど国内レバだと出来ない訳です。

 

単純に良い面だけを見るのであれば、早く稼ぎたい投資家にとってはレバレッジが高い方が有利で戦略の幅が広がる訳です。

 

ではどの様な状況でロスカットが実行されるかというと、

実際にロスカットされるのは証拠金維持率が一定の基準(ロスカットレベル)を下回った場合にロスカットが行われます

 

FX会社によってこの基準は異なり20%、40%、50%、100%などの基準が定められています。

 

つまり上記の前提でいくと


■証拠金 + 評価損益=有効証拠金

■(有効証拠金 ÷ 必要証拠金)× 100 = 証拠金維持率

証拠金として100万円預けていて、1米ドル円が100円のとき10万通貨の買いポジションを保有した時の証拠金維持率

 

例.3…国内証券の場合

必要証拠金:100円 × 10万通貨 ÷ レバレッジ25倍 = 40万円

有効証拠金:100万円

証拠金維持率:(100万円 ÷ 40万円)×100=250%

 


例.4…XMの場合

必要証拠金:100円 × 10万通貨 ÷ レバレッジ888倍 = 11261円

有効証拠金:100万円

証拠金維持率:(100万円 ÷ 11261)×100=8880%

 

国内証券で2LOT 建てると必要証拠金が80万必要になるので設定維持率が100%の場合、含み損が15万を超えるとロスカットされます。

 

海外証券では同じく2ロットの建玉の場合、XMの様に設定維持率が20%だと含み損約80万までロスカットを耐えれる事になるんです。

 

ロスカットは有効証拠金が会社毎に設定されている証拠金維持率を下回った場合に実行されるので、

 

当然同じロット数を持ってもレバレッジが高く、証拠金維持率の設定が低いほど含み損に耐えれる幅が大きい事が解ります。

 

証拠金維持率は海外証券では平均20~100%がほとんどで、国内証券の平均50~100%に比べて低く設定されてる事が多いです

 

シンプルに言うと国内レバだと稼ぎにくくロスカットまでが早いので、国内レバが海外レバに勝る点は はっきり言ってありません。

 

よくハイレバで低維持率だとロスカした時にほぼ全損で ローレバで高維持率ならロスカされても証拠金が結構残ってるからローレバの方が安全という人がいますが

 

これに関しては海外証券の場合、

含み損が証拠金を下回ったら借金にならない様に自動で決済されるゼロカットがほとんどの会社で採用されてるので

最初に入金する額を国内証券のロスカされる金額に抑えれば良いだけです。

 

むしろ同じ2ロット建てるのに海外証券であれば証券口座に10万ほどの入金で済む事に対して国内の場合、100万入金しないといけない方が気分的にも不安です。

 

ですのでレバレッジの違いによる国内の方が安全という見解は全くの見当違いです。

 


はい!ここまでは一般的に言われるハイレバレッジの優位性をご紹介しました。

では海外証券のデメリットに関してはどうなのか。

その数は少ないとは言え、もちろんデメリットも存在します。

 

しかし、このデメリットはレバレッジから発生するデメリットではありません。

ローレバがハイレバに勝るメリットはありません。では何が不利なのか・・・

 

そのデメリットの多くは国内と海外の法整備や証券会社毎のルールの違いによるデメリットです。

 

今までお話した事とは逆に国内証券の方が勝っている事もあります。

■海外証券の場合、そのレバレッジの高さからかスプレッドが広いので国内平均基準のスプ平均0.3pipsには全然勝てません。

 

スキャルピングの様に2~3pipsを狙っていくトレーダーの場合だと 海外証券はかなり不利です。

 

例えばXMであればドル円でスプレッド1.2pipsが平均なので、注文をする時点ですでに国内の約4倍のハンデを背合います。

 

デイトレ~スイングの人ならまだしも、国内スプに慣れてる人にとっては大きなデメリットですよね。

 

■また税制の部分でも大きな違いがあります。

国内証券の場合、FXや株には分離課税制度が適用されるので どんなに稼いでも利益の20%で固定されています。

 

逆に海外証券の場合、一般的な事業所得と同じ扱いになって累進課税制度が適用されます。

 

累進課税は所得に応じて課税される税率が変わります。

またこの累進課税地方自治体によって税率が微妙に違います。

ここでは大体の平均値でざっくり説明しますが、累進課税の場合


■年間所得が195万超えで10%

■年間所得が330万超えで20%

■年間所得が1800万超えで40%

 


と言った感じで 稼げば稼ぐほど税率が上がっていきます。

数千万単位で運用するFXで10%の違いは数百万の違いが発生しますので

高額で運用する場合は海外証券はかなり無駄と出費が多いのです。


■また、海外証券が高額運用に適さない理由はまだあります。

それは証拠金が高額になるとレバレッジ規制がかかる事です。

 

例えば、XM Tradingであれば口座内における合計有効証拠金(残高+クレジット+/未実現損益)が

USD20,000を超えましたら、200倍のレバレッジ制限がかかり、

USD100,000を超えましたら100倍のレバレッジ制限がかかります。

 

ですので高額の運用になれば海外証券のメリットは減っていくわけです。

むしろ数千万単位の運用だと圧倒的に不利な事が解ります。

 

上記の様に国内証券に対して不利な部分も海外証券には存在するわけです。

この様なメリットデメリットをよく理解した上で有利に働く様にコントロールする事が大事です。

 

スライムの場合は100万程度の少額運用は海外口座を使って、1000万超えの口座は国内証券を使っています。

少額運用の場合は海外の方が良くて、高額だと国内といった感じです。


本当は上記以外に海外証券にはXMPポイントや入金ボーナス等の特典のメリットもありますが

この部分は会社によって違うので削除しました。


以上です。


自分の好みに合わせて証券会社を選んでくださいね。

 

追記:スラさんオススメのレバレッジ888倍の証券会社XM Trading

 

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